一般的に、通信制高校は入学時にテキストを購入し、自宅で勉強を進める学習スタイルになります。学校からの課題を作成し、学校へ返送すると、添削したものが帰ってくるという流れです。更に、通信制高校には年に数回のスクーリングがあり、その時だけは通学が必要です。しかしながら、基本的には自宅学習がほとんどになります。
これはひと昔前の通信制高校のスタイルです、今やインターネットの時代、多くの通信制高校がインターネットに取り組んで、より便利な学習環境を構築しています。正確なデータは調べられませんでしたが、2000年代に入り、通信制高校の数は増えているそうです。そう、2000年代といえば、インターネットの爆発的な普及の時代です。それに伴い通信制高校が増えている、すなわち需要が増えているということになります。確かに、郵送などによるタイムロスはありませんし、即時に学校側とやり取りができるため、よりリアルな授業に近い学習環境がインターネットにより提供できるようになったと言えるでしょう。各校それぞれにカリキュラムや通信・学習システムに差はありますが、いずれにせよこのインタラクティブ性というのは教育において非常に重要かつ相性がいいようです。
中でも、インターネット通信制高校の代名詞としてメディアで紹介される機会が多いのが、角川ドワンゴ学園N高等学校ではないでしょうか。途中で辞める生徒を少なくしようと、講師陣がウェブを通して生徒全員とのコミュニケーションを図るのが特徴です。また、面白いことにネットを使ってできる部活動があります。 全国部員とネット上で集まり、オンラインでの対戦を生放送や動画でアップしながら行っていきます。もちとん顧問の先生もいます。いわば、N高等学校は通信制高校のネットコースではなく、インターネットの通信制高校です。インターネットという新しいコミュニケーション手法を上手く用い、新しい通信制高校のあり方を作っているのがN高等学校最大の特徴といえるのではないでしょうか。
通信制高校の需要が伸びていることは冒頭でも述べましたが、もし通信制高校への進学を検討中の方がいたら、選択肢としてN高等学校を検討されるのをお勧めします。通信制高校のインターネットコースでは味わえない学生生活が、インターネットを使って通信制高校のN高等学校では味わえると思いますよ。
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