英語が苦手だ。苦痛だ。英会話を聞いても何を言っているのかさっぱりわからない。街外人さんに質問されただけで逃げ出してしまった。そんな経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか。これはある種、日本人全体の苦手意識のように思えます。
日本は島国であり、異国の方と生活するっといった環境が、身近にあまりないことがこの苦手意識を克服できない大きな原因を作っています。そして、シャイなこと。日本は恥を大切にする文化であります。よって間違えることが恥ずかしいのです。照れてしまうのです。これは海外の明るい、開かれた空気をすったことのある人は如実に感じることでしょう。海外の多くの国では、間違えても何とも思わないのです。むしろ、楽しいではないですか。見知らぬ異国の人が、一生懸命話しかけてくれて、嬉しいではないですか。
殻を脱がなくてはいけません。楽しむ、のです。言葉は意思疎通の道具です。単語一つでも通じることがたくさんあります。音で通じなかったら、書けばいいのです。それができなくても、ジェスチャーで、そして微笑みひとつでも。それを通して何かが通じたら、もうしめたもの。その瞬間、英語が言葉であること、意思を通じさせる道具であることを体全体で知ることになります。そして、もっと単語を知っていたらあのことも伝えられたのに、もっと話したいと思うようになるのです。
そのあとは勉強の仕方が変わります。同じように単語を覚えたり文法を覚えたり、英会話の教材を聴いたりしても、その意識と効果が全く違うのです。一度、ぜひ試してみてください。出会った異国の方にちょっと微笑んで、一言挨拶してみてください。何かがあなたの中できっと変化することでしょう。
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