理学療法士としてスキルアップするには、この資格がおすすめ!

理学療法士は、人々の生活を支えるリハビリテーションの専門職です。国家資格があれば理学療法士として働くことができますが、活躍するためにはスキルアップが必要。この記事では、理学療法士におすすめの資格を紹介していきます。理学療法士に興味がある人、すでに働いていてスキルアップしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

理学療法士としてスキルアップできる資格

呼吸療法認定士

呼吸療法認定士は、名前の通り呼吸療法に関する専門的なスキルや知識を求められます。正確には「3学会合同呼吸療法認定士」といい、呼吸に関する3つの学会が合同で創設した資格です。具体的には、酸素療法や吸入・加湿療法などを用いて、患者さんの生活がより良くなるようにサポートします。
資格を取得するためには、まず理学療法士としての2年以上の実務経験が必要です。そして、認定委員会によって定められた講習会や学会に参加することで、受験できるようになります。試験は講習会やテキストの内容からマークシート式で出題され、合格率は70%程度。実務経験が必須ながら3割の人が不合格であることを考えると、十分な対策が必要といえます。

心臓リハビリテーション指導士

心臓を始め、循環器系に関する専門的なリハビリの知識を必要とするのが、心臓リハビリテーション指導士です。「特定非営利活動法人 日本心臓リハビリテーション学会」によって、2000年に創設されました。循環器疾患の治療だけでなく、再発防止のために生活習慣の指導も行います。
資格取得のための試験を受けるには、以下の5つの条件が必要です。

・理学療法士や作業療法士などの資格を持っている
・学会の会員歴が2年以上
・心臓リハビリテーションの実務経験が1年以上or研修制度を受けている
・学会主催の講習会を受験する年に受講している
・心臓リハビリにおける報告10症例の作成

5つの条件を満たしたうえで、さらにマークシート式の試験に合格する必要があります。決して楽な条件ではありませんが、その分信頼性の高い資格だといえるでしょう。

シーティング・コンサルタント

いすや車いすを利用する患者さんに向けて、適切な座り方ができるように指導するのが、シーティング・コンサルタントです。「NPO法人 日本シーティング・コンサルタント協会」によって、2004年に創設されました。正しく座れない患者の場合、姿勢が悪くなったり、圧で痕になってしまったりすることがあります。このようなことが起きないよう、患者に合った車いすを選び、座り方をアドバイスします。
資格を取得するためには、日本シーティング・コンサルタント協会の講習会に参加する必要があります。数日のカリキュラムのため、比較的取得しやすいといえるでしょう。

まとめ

手の運動
気になる資格は見つかりましたか? 理学療法士としてスキルアップするための参考になれば幸いです。
理学療法士になりたいという人は、まず国家資格の取得を目指しましょう。国家試験を受けるためには、指定の大学や専門学校で学ぶ必要があります。理学療法士を目指すなら、サポートが充実の大阪医専がおすすめ。人工知能などの最先端テクノロジーや、分野の垣根を超えたチーム医療によって、実践力を身につけることができます。

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